福岡で高気密・高断熱の高性能住宅が必要な理由は？ | 太宰府・小郡・朝倉・筑前・筑紫野で探す高機能注文住宅情報

省エネ住宅

福岡で高気密・高断熱の高性能住宅が必要な理由は？

2023/05/19

現代では、多くの高性能住宅が建築されており、省エネやコストパフォーマンスの向上などのメリットが消費者にもたらされています。このタイプの住宅は、住空間の快適性を重視する人々によく受け入れられ、省エネなどの面でも優れています。

福岡で高性能住宅が必要になる理由

ここでは、福岡の気候のから必要な住宅性能について見ていきます。

福岡の気候

福岡といえば、日本でも南の方に位置するため冬でも比較的暖かいのではないかというイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに福岡は日本でもTOP5に入るほど平均気温の高い地域で、近くを流れる暖流の影響もあって冬でも最低気温が0度を下回ることはあまりありません。しかし、福岡は日本海に面しているため、冬には大陸側からの強い季節風に悩まされます。福岡ではこの強い季節風がくせ者で、平均気温は高くても風の冷たさによって実際の気温よりも寒く感じてしまうのです。

また、福岡は夏の暑さが厳しいため、室内への暑い外気の侵入を防ぐことも求められます。結論として福岡で家を建てるなら、夏の暑さと冬の寒さを凌ぐための高気密・高断熱が欠かせません。

高気密・高断熱とは？

高気密とは、壁や天井などにすき間が少なく気密性が高いこと。壁や天井などにすき間が少ないとすきま風を通さないため、室内から外、その逆で外から室内への空気の出入りが少なくなり、室内の温度を一定に保つことができます。

高断熱とは、読んで字のごとく断熱性が高いこと。外壁と内壁の間に断熱材を使用したり、断熱性の高い窓などを設置することで熱の伝導を防ぐことができます。そしてこの高気密・高断熱の住まいを実現するのが高性能住宅です。高性能住宅で家を建てれば、夏暑く、冬は風の寒さが厳しい福岡でも夏涼しく、冬は暖かい理想的な住まいが現実のものとなります。

高性能住宅が増えてきた理由

ここでは高気密・高断熱の住宅が増えてきた背景を見ていきます。

増加の背景

背景には戦後に日本人のライフスタイルが大きく変化したことがあります。それまでは、住宅の快適性はあまり重視されず、外部環境に合わせた生活が一般的でした。しかし、戦後の経済発展により、日本人は住空間で快適性や豊かな生活を求めるようになり、そのニーズも急速に高まっていったのです。

このような背景から、戦後の住宅メーカーは、快適な住空間を提供することに取り組むことが求められるようになりました。各メーカーは高性能住宅の開発に取り組み、人々のライフスタイルの変化に合わせた住宅が多数登場しました。

また、エネルギー効率を重視するようになったことも、高性能住宅が増加した理由の一つです。戦後は、一般住宅でもエアコンを設置することが一般的になりました。その際、空気の逃げ道をなくすことで省エネにつながるという考え方が広がり、各住宅メーカーは高性能住宅の開発に取り組んだのです。

SDGsの広がりも後押しに

近年では、SDGsの概念が広く知られるようになったことも、高性能住宅が増加した一因として挙げられます。SDGsでは、地球環境保全や省エネルギーが求められており、高性能住宅はそれらの観点からも注目を集めています。

高性能住宅はの今後は？

今後、福岡での高気密・高断熱の高性能住宅の需要はどのようになっていくのでしょうか？

需要は今後も増加傾向

高性能住宅の中でも、特に高断熱高気密を特徴とする「魔法瓶住宅」への需要は今後も増加することが予想されます。その理由のひとつが、住宅基準の変更にあります。日本政府は新築住宅を対象とした省エネ基準を設定しており、今後はこの基準がより厳しくなることが考えられます。この基準に対応するためには、魔法瓶住宅のように高い断熱性・気密性が必要とされるため、魔法瓶住宅への需要も増加することが予想されます。

魔法瓶住宅は省エネにも対応

さらに、環境問題やエネルギー問題にかかわる情勢の悪化によって、今後はさらなる省エネが必要となることも考えられます。この点でも、魔法瓶住宅にはメリットがあり、今以上に需要が増加することが想定されます。また、この点では上述したSDGsの概念のさらなる普及によって、魔法瓶住宅への需要が急増することもあるかもしれません。

いずれにしても、魔法瓶住宅の性能は、幅広いニーズに応えられるものであり、今後も需要が増え続けることは間違いないでしょう。