家はどれくらいで建てられる?家づくりの流れと期間を解説 | 太宰府・小郡・朝倉・筑前・筑紫野で探す高機能注文住宅情報
省エネ住宅
家はどれくらいで建てられる?家づくりの流れと期間を解説
2023/06/28
初めて家づくりを考える方は、家づくりの流れが分からず、どのようにスケジュールを立てればよいかで悩むかもしれません。一般的な家づくりのステップと各工程でのかかる期間について解説します。
家づくりの流れと期間
注文住宅を建てる際の期間は、様々な要素によって異なるため一概には言えません。ただし、一般的な目安として以下の流れや期間が想定できます。
1.土地探しと購入(1ヶ月〜数ヶ月)
土地を所有していない場合は、土地探しから始めます。まずは、広さや立地など、希望条件を明確にすることが重要です。
希望条件の洗い出し
最初に行うべきことは、家族や自分自身の希望条件を明確にすることです。予算、立地条件(交通の便や学校の近さなど)、土地の広さ、周辺環境など、自分たちが求める条件をリストアップしましょう。
土地の情報収集
不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイト、地元の不動産業者などを活用して、希望条件に合う土地の情報を収集します。価格、立地、土地の形状や面積、周辺の施設や交通アクセスなどを確認しましょう。
土地の実地見学
興味のある土地を実際に見学しましょう。周辺環境や交通量、騒音、日照条件などを現地で確認することが重要です。また、近隣の土地利用状況や将来的な開発計画なども調査しましょう。
土地の評価と交渉
土地の価格を適切に評価し、購入交渉を行います。相場価格や周辺の取引事例などを参考にしながら、価格交渉を行うことができます。また、必要ならば不動産鑑定や法務調査などを行い、土地の状態や法的な問題がないか確認しましょう。
融資手続きと契約
土地の購入には多くの場合、融資が必要となります。金融機関との借り入れ手続きを行い、融資の承認を受ける必要があります。また、契約書の作成や法務手続きを行い、土地の所有権を確定させます。
土地探しと購入にかかる期間は、条件や市場の状況によって異なります。希望条件に合う土地を見つけるまで数ヶ月以上かかることもあります。また、土地の契約や融資手続きには時間がかかることもあるため、余裕を持って進めましょう。
2. 設計と契約(2ヶ月〜数ヶ月)
土地が確定したら、建物の設計を行います。設計には、家族の希望や要件を反映させるための打ち合わせや修正が含まれます。
打ち合わせと要件のヒアリング(2週間〜1ヶ月)
設計事務所や建築士との打ち合わせを通じて、家族の希望や要件を詳しくヒアリングします。家の間取り、デザイン、設備の選定などについて議論し、建物のイメージを具体化していきます。
設計案の作成と修正(1ヶ月〜数ヶ月)
ヒアリングを基に、設計事務所や建築士が建物のプランを作成します。この段階では、外観や内部の配置、各部屋のサイズや使い勝手などを詳細に検討します。提案された設計案を見ながら、必要に応じて修正や変更を行い、理想の住まいに近づけていきます。
契約書の作成と内容の確認(数週間〜1ヶ月)
設計がほぼ完成したら、建築事務所との契約書を作成します。契約書には、建物の仕様や価格、工期、支払い条件などが明記されます。契約書の内容を詳細に確認し、必要な修正や調整を行います。契約内容が双方で合意されたら、正式に契約を結びます。
設計と契約の期間は、家族の要望や建物の複雑さ、設計事務所のスケジュールなどによって異なります。一般的には、2ヶ月から数ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。設計段階では、細かな要望や変更があるため、時間をかけて丁寧に進めることが重要です。建築事務所や建築士とのコミュニケーションを密にし、希望に合ったプランを作り上げることが大切です。
3. 建築許可の取得(数週間〜数ヶ月)
建築許可を得るために、建築計画書や必要な書類を提出し、審査を受ける必要があります。許可の取得には、地域や手続きの進行状況によって時間がかかる場合があります。
建築計画書の作成と提出(2週間〜1ヶ月)
建築事務所や建築士と協力して、建築計画書を作成します。計画書には、建物の詳細な図面や仕様、構造計算書、消防計画書などが含まれます。また、必要な場合は地盤調査や環境アセスメントなどの調査も行います。計画書が完成したら、建築主が所轄の行政機関に提出します。
審査と指摘事項の対応(数週間〜数ヶ月)
提出された建築計画書は、所轄の行政機関で審査が行われます。審査では、建築基準や法規に適合しているか、衛生や安全面に問題がないかなどが確認されます。審査結果には、通過や指摘事項が記載されます。指摘事項に対しては、設計事務所や建築士が修正案を提出し、対応していく必要があります。
許可の取得と契約の締結(数週間〜数ヶ月)
審査を通過し、指摘事項の対応が完了すると、建築許可が交付されます。許可が得られたら、建築主と建築事務所との間で正式な契約を結びます。契約内容には、設計・施工の詳細や支払い条件が含まれます。建築許可の取得と契約の締結を経て、本格的な建築工事が開始されます。
建築許可の取得にかかる期間は、地域や行政機関の審査の進行状況、指摘事項の内容などによって異なります。一般的には、数週間から数ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。建築許可の手続きは時間を要することがありますが、建築事務所や建築士が手続きをサポートしてくれますので、適切な対応を行いながら進めましょう。
4. 建築工事(数ヶ月〜1年以上)
建築工事の期間は、建物の規模やデザイン、施工方法などによって異なります。一般的な注文住宅の場合、数ヶ月から1年以上かかることがあります。
土地の準備と基礎工事(数週間〜数ヶ月)
建築工事が始まる前に、土地の整地や基礎工事が行われます。これには、地盤改良や地下水対策、基礎の打ち込みなどが含まれます。土地の状態や建物の規模によって、この工程にかかる期間は異なります。
本体工事(数ヶ月〜1年以上)
建物の本体工事は、基礎から上棟(屋根の骨組みを設置)までの工程を指します。壁や屋根の造作、内部の配管や電気配線、断熱材の施工などが行われます。工期は建物の規模やデザイン、施工方法によって異なりますが、一般的に数ヶ月から1年以上かかることがあります。
内装工事(数週間〜数ヶ月)
壁のクロス貼りや床の施工、キッチンやバスルームの設備取り付けなど、室内の仕上げ工事が行われます。内装のデザインや仕様によって、工期は異なりますが、数週間から数ヶ月を要することが一般的です。
完了検査と引き渡し(数週間〜数ヶ月)
工事が完了したら、所轄の行政機関からの完了検査が行われます。建物の安全性や法規制の遵守が確認され、検査合格後に引き渡しが行われます。また、建築主と建築事務所の最終的な確認や補修作業が行われる場合もあります。
注文住宅の建築工事は、建物の規模や複雑さ、施工体制などによって時間がかかることがあります。また、天候や資材の調達などの外的要因も工期に影響を与える場合があります。建築事務所や施工業者との十分な打ち合わせやスケジュール管理が重要です。
5. 引き渡し(数週間〜数ヶ月)
建物の完成後、引き渡し手続きや最終的な確認が行われます。住宅ローンの手続きや必要な手続きを完了させるため、数週間から数ヶ月かかることがあります。
引き渡し前の手続き(数週間〜数ヶ月)
引き渡し前には、建物の最終確認や必要な手続きが行われます。建築事務所や施工業者は、建物が設計通りに完成しているかを確認し、仕上がりや品質に問題がないことを確保します。また、引き渡し前のチェックリストや報告書の作成、必要な修正や補修作業の実施が行われる場合もあります。
引き渡し手続き(数週間〜数ヶ月)
引き渡し時には、建築主と建築事務所(または施工業者)の間で契約書に基づいた手続きが行われます。建物の確認や引き渡し条件の合意、引き渡し日の設定、支払いの手続きなどが含まれます。住宅ローンの契約や融資手続きもこの段階で進められます。
最終確認と引き渡し(数週間〜数ヶ月)
引き渡し前に、建築主と建築事務所の間で最終的な確認が行われます。建物の仕様や設備、完成品質などが契約書に基づいて確認されます。必要な修正や補修が行われ、双方が納得した状態で引き渡し日が設定されます。引き渡し時には、建物の鍵や必要な書類が引き渡され、建築主が正式に所有者となります。
引き渡しにかかる期間は、契約内容や手続きの進行状況によって異なります。数週間から数ヶ月かかることが一般的です。また、住宅ローンの手続きや必要な手続きの遅延、建物の確認や修正作業の時間を要する場合は、さらに期間が延びることもあります。建築事務所や関係者との円滑なコミュニケーションやスケジュール調整が重要です。
上記の期間は一般的な目安であり、具体的な場合によっては短縮されたり延長されたりすることがあります。建築会社や工務店との打ち合わせや進捗状況の確認を行いながら、スケジュールを調整し、建てたい注文住宅を計画しましょう。
いつから家づくりを始めればいい?
入居日希望日から逆算して、家づくりに着手するタイミングを決めましょう。以下のようなスケジュールが一般的です。
1年前:入居希望のタイミングを確認する
子どもの小学校入学や他の重要なイベントと関連して入居を希望する場合、そのイベントの日程を確認し、入居日から逆算してスケジュールを立てます。
11ヶ月前:土地の探索を開始する
希望条件に合う土地を探し始めます。不動産情報サイトや不動産会社の協力を得て、物件の選定と現地見学を行います。
10ヶ月前:土地の契約を進める
選んだ土地に対して契約手続きを進めます。土地の権利関係や法的な事項を確認し、必要な書類を整えます。融資が必要な場合は住宅ローンの手続きも同時に進めます。
9ヶ月前:設計と契約を開始する
建築事務所や設計士との打ち合わせを通じて、希望の間取りやデザインを具体化します。契約内容を確定し、建築設計を進めます。
7ヶ月前:建築許可の申請を行う
必要な書類を整え、建築許可の申請を行います。地域の建築基準や法的な要件に合致しているか審査を受けます。
5ヶ月前:建築工事を開始する
建築業者との契約を結び、建築工事を開始します。工事の進捗状況を確認し、定期的に現場をチェックします。
2ヶ月前:引き渡しの準備を進める
完成間近となり、引き渡しの準備を進めます。最終的な確認や試運転を行い、問題がないか確認します。
入居日:家族で新しい家に入居する
引き渡し手続きを行い、新しい家に入居します。最終的な確認や調整を行いながら、快適な新生活をスタートさせます。入居後も必要な手続きや家のメンテナンスに注意しながら、理想の家での生活を楽しみましょう。
家づくりの期間は、様々な要素によって異なりますが、一般的には1年から2年程度が目安とされています。土地の選定や設計、工事の進行、最終的な引き渡しまで、細かな手続きや調整が必要ですが、スケジュール管理や各工程の段取りを適切に行うことで、家づくりを円滑に進められるでしょう。当メディアでは福岡県の優れたハウスメーカーと工務店を多数掲載しています。福岡県での注文住宅検討時にはぜひご活用ください。