小郡市で中古住宅を選ぶポイントとは?ハザードマップを活用して安全・快適な住まいを見つけよう | 太宰府・小郡・朝倉・筑前・筑紫野で探す高機能注文住宅情報
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小郡市で中古住宅を選ぶポイントとは?ハザードマップを活用して安全・快適な住まいを見つけよう
2023/07/28
住まい選びではデザインや間取りだけでなく、安心して快適に生活できる環境が重要です。不動産を購入する際は、周辺地域の調査だけでなく、ハザードマップを利用して危険地域の確認も重要です。今回は、小郡市で中古住宅をお探しの方向けに、小郡市の特徴とハザードマップをチェックするメリット、そして水害に強い家を選ぶためのポイントをご紹介します。
小郡市とはどんな所?
小郡市は福岡県の中央に位置しており、総面積は45.51k㎡です。大刀洗町、久留米市、佐賀県、筑紫野市、筑前町と隣接しています。令和2年10月1日現在の人口は59,360人で、世帯数は22,746世帯です。小郡市の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
利便性が高く生活しやすい
小郡市には甘木鉄道と西鉄天神大牟田線が通っており、福岡市や久留米市へのアクセスが良好です。西鉄天神大牟田線の三国ヶ丘駅からは、西鉄福岡(天神)駅まで約30分、西鉄久留米駅まで約20分です。また、大板井駅からは高速バスにより大分や福岡へのアクセスも可能です。金融機関、病院、商業施設、スーパーマーケット、ドラッグストアなどの生活便利施設が充実しており、市内の移動にはコミュニティバス「七夕ふれあい号」が利用できます。自然も豊かな環境なので、生活がしやすい地域と言えます。
安全で子育て世代にも人気
福岡県の犯罪発生率ランキングによれば、小郡市は1.01%で74市区町村中66位となっています。市内には小児科が6施設あり、子育てに関する支援も充実しています。例えば、医療助成金は小学校卒業まで適用され、3歳未満は無料です。子供を対象とした英会話教室、スイミングスクール、ピアノ教室、ベビーカー入店可能な飲食店や施設も多く、子育てに適した環境です。
土地価格が安く中古住宅を購入しやすい
土地購入情報サイトSUUMO(スーモ)によると、小郡市の1坪あたりの土地相場は18.5万円です。春日市が52.5万円、大野城市が37.4万円と比べると、土地相場はかなり安価です。このように土地価格が手頃なため、中古住宅の購入もしやすいと言えます。
ハザードマップをチェックして危険地域を把握しよう
ハザードマップとは、自然災害の被害軽減や防災対策を目的として、被災想定区域、避難場所、避難経路などが記された地図のことです。中古住宅を購入する際にハザードマップを確認し、危険地域を理解しておくことのメリットは次のとおりです。
家族の安全を確保できる
ハザードマップを活用することで、安全な地域を選び、住宅を購入する際に家族の安全を確保することができます。
住まいに必要な機能性を理解できる
ハザードマップには「洪水、内水、高潮、ため池、土砂災害、地震、津波、火山」の8種類が記載されています。これにより、どのような被害に対して特に警戒が必要なのかを理解することができ、住まいの機能性を適切に評価し、不動産選びをより確実なものにすることが可能となります。
経済的な負担を軽減できる
自宅が災害により被害を受けた場合、修繕費用が発生します。また、災害リスクの高いエリアでは保険料が高くなる可能性があります。ハザードマップを参照して住まいを選ぶことで、将来的な経済的な負担を減らすことができます。
水害に強い家とは?中古住宅を選ぶ際にチェックしておきたいポイント
住まいは設計や建築方法、使用される建材により、その機能性を向上させることができます。近年、福岡県は豪雨による被害を受けているため、中古住宅を購入する際は水害に強い家がおすすめです。ここでは、水害に強い家を判断するチェックポイントを、立地条件と中古物件の観点からご紹介いたします。
立地条件のチェックポイント
ハザードマップを確認するだけでなく、以下の要素も考慮すると良いでしょう。
河川や海から遠い場所か
河川や海に近い場所は、大雨や台風が来たときに氾濫や高潮の被害に遭いやすいです。また、地盤が弱い可能性もありますので、地盤調査報告書を確認することをお勧めします。
高台に建てられているか
高台に位置する家は景色が良いというメリットがありますが、生活のしにくさというデメリットも存在します。それでも、水害に強い中古住宅を探している場合、高台の家の購入は選択肢の一つになります。
調整池が存在するか
調整池は洪水被害を防ぐための施設です。雨が降って河川の水位が上昇したときに流出量を調節します。そのため、洪水になるリスクが低減します。
中古物件のチェックポイント
建物部分の主なチェックポイントは以下の通りです。
水害に強い構造を持っているか
高基礎や高揚げ工法の物件は床上浸水になりにくいです。
2階のベランダは掃除しやすいか
ベランダは冠水しやすいため、定期的な掃除が必要となります。
浸水対策が行われているか
排水設備、排水路、溝、浸水検知センサー、ポンプ、防水扉などが設置され、水はけが良い庭がある物件が理想的です。
耐久性のある建材が使用されているか
耐久性のある建材を使用していれば、水害被害を最小限に抑えることができます。
小郡市は利便性が高く、子育てに適した地域ですが、豪雨による被害が発生しやすい地域でもあるため、中古住宅を購入する際にはハザードマップを用いて危険地域の特定が重要です。中古住宅の選択時には、河川から遠い位置にあり、水害に対する強度を持つ構造で、さらに水害対策が施されており、耐久性に優れた建材が使用されている物件を選ぶことを推奨します。