福岡で自然素材の注文住宅を建築する!素材・魅力・注意点を解説 | 太宰府・小郡・朝倉・筑前・筑紫野で探す高機能注文住宅情報
省エネ住宅
福岡で自然素材の注文住宅を建築する!素材・魅力・注意点を解説
2023/12/21
福岡で注文住宅を検討しているなら、おすすめは自然素材の住宅です。
注文住宅で選択できる自然素材として「珪藻土」「漆喰」「無垢材」が挙げられます。これらの素材は耐火性や調湿効果に優れているばかりでなく、建材から発生する化学物質による身体への悪影響を抑えることが可能です。
しかし、コストがかかる点や、素材がデリケートなため、定期的なメンテナンスが必要な点に注意が必要といえます。
注文住宅の建築で利用できる自然素材3選
注文住宅は建売住宅とは違い、ライフスタイルや嗜好に合わせて希望通りの住まいをオーダーできる点がメリットです。
また近年、シックハウス症候群に対する懸念がマスコミでも大きく取り上げられています。注文住宅であれば、シックハウス症候群などへの対策になるため、家族が健康的に生活できる家をオーダーすることも可能です。こちらでは、注文住宅の建築で利用できるいくつかの自然素材についてご紹介します。
珪藻土
珪藻土(けいそうど)とは、海中の植物性プランクトンである珪藻の殻が積み重なり化石となることによってできています。珪藻土は調湿性能に優れているだけでなく、防臭・抗菌や、防カビなどの効果も期待できる優れた素材です。
漆喰
漆喰も、昔から使われている自然素材のひとつです。消石灰を主原料とした漆喰は耐久性・耐火性に優れており、日本では昔から城壁や蔵の壁に広く使用されてきました。ただし、漆喰を使って施工するには手間がかかるため、高価な素材としても知られています。
無垢材
無垢材も、快適な住まいを楽しみたい人におすすめしたい自然素材です。木はその熱伝導率の低さから外部の気温に左右されない快適な環境を実現できます。また無垢材には、温かみのあるやさしい質感が備わっており、天然素材ならではの柔らかい雰囲気を味わうことが可能です。
自然素材を活用した注文住宅の利点とは?
古くから家づくりのために使用されてきた自然素材には、気候などの特徴に基づいたメリットや従来の建売住宅にはない魅力があります。自然素材を活用した注文住宅のメリットをいくつかまとめてみました。
耐火性に優れる
珪藻土や漆喰などといった自然素材を活用した住まいは、何よりも耐火性に優れているというメリットがあります。万が一、家のなかで火災が起きた場合にも被害を最小限に食い止めることができるばかりではなく、隣地・隣家が家事になった場合でも、延焼を防ぐ効果が期待できます。
新しく開発された素材は気密性に優れているかもしれませんが、古くからある自然素材のような耐火性は望めないでしょう。
夏は涼しく冬は暖かい環境
自然素材は調湿効果に優れているため、夏は湿気を吸収し、湿度が低くなる冬は湿度を放出してくれるという機能が期待できます。このため、家電を使わなくても暑い夏を涼しく、冬は暖かく快適な環境を維持できるのが自然素材のメリットです。
自然で健康的な生活が実現できる
自然素材を活用すれば、シックハウス症候群による被害を防ぐことができる点も見逃せません。シックハウス症候群というのは、高気密な住宅を作るために使われた建材から発生する化学物質により、室内の空気が汚染され、人体にアレルギーなどの悪影響を及ぼす症状のことをいいます。
その影響で、吐き気、頭痛、湿疹、喉の乾燥といった健康被害を引き起こしてしまうケースも稀ではありません。そこで、自然素材を活用すれば、化学物質の発生源となる建材の使用抑えられ、シックハウス症候群になる可能性を下げられます。
また自然素材を使用した家では、調湿や消臭が自然と行われるため、長く安全に住むことが可能です。福岡エリアでマイホームを建てようと計画している方は、気候に合わせて自然素材を巧みに取り入れた住宅を選択することが大切になります。また、花粉症やアトピー、アレルギーなどの症状に悩まされている人にとっても、自然素材を使用することはいい選択肢といえるでしょう。
自然素材の住宅の建築では注意すべき点も
自然素材はいいところばかりのように見えますが、いくつかの注意すべき点もあります。素材の持つ特性をよく見極めた上で、住宅に適切に取り入れていくことが大切でしょう。
自然を身近に感じ、家族全員が長く健康で暮らせる家を建てたい人には、多少の手間はかかりますが、自然素材を使用した家がおすすめです。マイホームは多額の費用を必要とする大きな買い物ですので、自分と家族のニーズを見極めた上で判断し、後悔のない家を建てることが大切です。
価格が高くなる場合が多い
自然素材というのは流通量が少ないため、建材が割高になることがしばしばです。そのため、自然素材にこだわりすぎると、マイホームにかかる費用が割高になることが考えられます。
傷が付きやすく隠すのが難しい
自然素材の中には劣化が目立ちやすいものがあることを考慮しておくことも必要です。
珪藻土や漆喰などの自然素材は傷が付きやすいだけではなく、ひび割れもしやすいので、傷や変形が目立ちやすいというデメリットがあります。無垢材に関しては、合板に比べて傷が目立ちやすいため、お手入れが大変です。
定期的なメンテナンスが必要
自然素材は体にやさしいというメリットがある一方、素材がデリケートであり、性質に合わせて定期的なメンテナンスが欠かせない点がデメリットです。自然素材を使用した家では、日々のメンテナンスを怠らず、経年劣化を楽しめるような心構えをしておくことが大切になります。
注文住宅の建築で利用できる自然素材として、珪藻土、漆喰、無垢材が挙げられます。これらの素材はシックハウス症候群への対策の効果的なため、快適な住環境の実現が可能です。また、耐火性、調湿効果にも優れており、安心・安全な生活を送れます。
ただし、価格の高さや傷がつきやすい特性がある点や、定期的なメンテナンスが必要な点にも留意が必要です。建材選びにおいては、自然素材のメリットとデメリットをバランス良く検討することが重要といえるでしょう。